うるし、ことはじめ教室 @ v u o r i
ⅴuori くらしの道具店の器直しの先生、〝うるしさん″の
うるしをもっと身近に感じられる楽しい教室が秋からまたはじまります。
「漆」というと皆さんは何を思い浮かべますか?
本物はショーケースに入ってびっくりする程の金額が付いている漆器?、
最近良く聞く、かぶれなくてすぐに出来上がる金継ぎ?、
山でうっかり触ると
大変な植物、、、??。
などなど。
聞いたことはあるけれど、漆の本当の魅力を私たちはあまり
知らないのではないでしょうか。
漆とは古くから日本に伝わってきた東アジアにしか存在しない
素晴らしい天然の素材。
植物から採れる天然の本漆はかぶれやすい。
でもそれこそが漆の特性。漆という植物の力です。
きちんと気をつけて、
上手に付き合えば、
天然素材の安全で丈夫なとても素晴らしい素材なのです。
お気に入りのうつわを修復したり、木や紙、革などに
染込ませて素材の新しい表情を発見したり、とっても魅力的な
世界が広がります。
そんな漆をもっと身近に生活に取り入れてみませんか?
愉しいうるしの世界を教えてくれるのは、その名も<うるしさん>。
漆をもっと身近に、愉しく伝えていきたいという
村田優香里さん、坂本恵実さんのユニットです。
富山の大学で漆芸を学んだ村田さんと坂本さん。
一度は東京でそれぞれ違う仕事をしていました。
でもずっと心の中に、もっと自分たちの大好きだった漆の魅力を
自分たちらしく伝えられないだろうか、、、という思いは
無くなることはありませんでした。
手の届かない本漆の高級品・・・。
(日本の素晴らしい伝統技術だけれど本物はなかなか手がだせない…。)
金継ぎを手軽に楽しめるよう、かぶれないと広まった新うるし・・・。
(金継ぎが身近に楽しめるのはとてもいいことだけど本物の漆ではない…。)
昔から日本に伝わってきた本漆の魅力をもっと身近なものに引き寄せて、
漆の楽しさを伝えていきたい』
そんなふたりの思いから、
“うるしさん” が始まりました。
もしかしたら、ふたりが “うるしさん” を作ったのも
漆の力なのかもしれません…。
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そんなうるしさんとvuoriが出逢ったのは3年程前。
日々うつわを取り扱っていると、気をつけていても欠けてしまったり
割れてしまったりすることもあります。
そんなうつわたちを気軽に自分で直せるようになれれば・・・
と思っていた折、うるしさんと出逢ったのです。
日々vuoriのカフェで使っているうつわ…。自分の手で直すことができたら…
彼女たちの人柄に惹かれて、うるしさんの金継ぎ教室に第一期生として
せっせと通うこと数ヶ月。
回を重ねるごとにうるしさんの漆の魅力を伝えていきたいという
まっすぐな思いと、漆という素材の魅力にグイグイ引き込まれていきました。
直したうつわはカフェで新たな表情で活躍しています。