ブオリに届いた野川かさねさんの写真を
開店前の朝のひとときや
閉店後の静かな時間帯にひとりで見ている。
写真の前に立つと不思議な気持ちになる。
自分の体は確かにカフェに立ってるのだけど、
山にふっとひとりで佇んでいるような不思議な錯覚に陥る。
その山に入ってしまう感じがとても自然にふっ、、となのだ。
野川さんの写真は本や写真展などで見させて頂いていたけれど、
まとまった数の写真を実際に目の前で見るのは初めてだった。
その静かな力強さに、今までよりもさらに深く心を射抜かれてしまった。
野川さんが届けてくれた山の欠片たちは、
山に繋がっている窓のようだ。