安土さんの工房を後にして、上高地へ。
北アルプスの表エリアの中で最後にとっておいた奥穂高岳。
奥穂高は私たちにとって静かに圧倒的な存在感で座っている
重鎮のような存在でした。
河童橋から奥穂高を眺めて、久々の岩領帯を歩く登山に
かすかな緊張とワクワクを抱えて歩き始めました。
今回は上高地から正面に山へ入り、
1日目は岳沢にテントを張って、のんびりと過ごし、
2日目の日の出と共に奥穂高へ登る山行です。
1日目はあっという間に秋色に染まった岳沢へ。
紅葉でにぎわう涸沢に比べてこちらは人も少なく落ちついた雰囲気。
それもこのテント場を選んだ理由です。
早々ビールを飲みながらのお昼ご飯。
実は、、、ザックの中に飛騨牛が入っていたのです。
前日、安土さんに教えて頂いた精肉屋さんで最高級の飛騨牛を手に入れた私たち。
前夜食べきれなかった一枚を山の上の愉しみにとっておいたのです。
もし近くにテントを張っている人がいたらヒンシュクものの、ジュージューステーキ。いつになく贅沢すぎる山ごはん。明日の英気となること間違いなしです。
そんなこんなで1日目はテント場で思いも思いにのんびりコーヒーを飲んだり、
本を読んだり、写真を撮りながら日が暮れていきました。
さあ明日は奥穂高の頂上へ。
>>>その2へつづく